3DSのウルトラサマーセールで買った「ピンチ50連発!!」をクリアしました。遊び心と愛情にあふれた力作とお見受けしたので熱烈に紹介したいと思います。
どんなゲーム?
次々と襲いかかるピンチをかわしながら進んでいく「シネマティックピンチ切り抜けアクション」ゲームです。タイトルどおり全50ステージあり、後半は難易度も上がりますが、1ステージは短いためリトライが苦ではありません。
ひらめきの楽しさ
いわゆる死にゲーに見えますが、とつぜん針が飛び出すとか、壁が倒れるとか、そういった理不尽な罠は皆無です。巧妙に配置された仕掛けの特性から突破口を考えるひらめきによる攻略がとても楽しいです。
少ない要素を何度も使いまわしているのに、ステージ構成はバラエティに富んでいて、やっつけ感は一切ナシ。このセンスには脱帽です。
アクションが多彩
華奢な主人公がとても多彩なアクションをこなします。しゃがみながら歩いたり、スライディングをしたりと、主人公のアクションを発見する楽しみもあります。メトロイドのサムスを初めて操作したときの感動を思い出しました。
アクションには慣性が働きます。走ったりジャンプした後には少し動きが流れますし、しゃがんで立ち上がる時にはもったりします。また、走り続けたり、蔦を一気に登ったりすると息が上がって動きが緩慢になります。こういった生身の人間らしさがこのゲームを難しくしていますが、同時に面白さも増しています。
そして多彩でありながら、使うボタンがファミコン時代とおなじく十字キーとABボタンだけというのも良かったです。
サウンドは必聴
コミカルな見た目からは想像できない臨場感のあるサウンドは必聴です。通常はBGMがなく、洞窟やジャングルの空間サウンドが奥行きをもって響き渡り、ここぞというときに流れるBGMや猛獣たちの動作音が緊張感を高めます。そして569回も聞くことになったプレイヤーの断末魔の叫びはなんとゲームデザイナーさんの声なんですって。
エンディングのスタッフロールでは自分のプレイが早送りでリプレイされます。ジャッキーチェンの映画みたいですね。自分は3時間ほどかかりましたが、アクションが得意な方なら1〜2時間でクリアできると思います。ぜひ遊んでみてください。
ピンチ50連発!!(公式サイト)
ニンテンドー3DSウルトラサマーセール