年賀状の良さにいまさら気づいた

日記

これまでにもらった年賀状を整頓していたら、いくつか共有したいほど素敵なものがあったので、個人が特定されない範囲で公開します。

少年たちの力作

若かりし頃は絵を描くのが好きで、友達全員にひとつひとつ絵を描いて送っていたのですが、何人かはそれに対抗する形で送り返してくれる友達がいました。色付けまで完全に原本、世界にひとつです。とても捨てられませんよね。

ワープロアート

高校時代にワープロでがんばったやつをいただきました。当時は無機質に感じましたが、手間を考えるとむしろ人の温度を感じます。

かわいい x ネガティブ

かわいいオリジナルキャラとややネガティブな文章の組み合わせ。ほどよく中和されていい味を出しています。

番外:ドラクエ

当時、ドラクエ関連の懸賞に応募したら、その後数年間にわたって年賀状をもらいました。こういうのってファンにはたまらないですよね。

 

ふつうにうまい

大学時代の友人は毎年、手書きの力作を送ってくれました。ふつうにうまいけどキャラ選択の意図は分からずじまいです。

手間こそがありがたい

年賀状って、国民全員がハガキサイズのクリエイティブを毎年強要される文化だったんですよね。相手の琴線に触れる何かを届けるべく、師走の忙しいときにみんなが考えていた。絵心があろうとなかろうと、字が上手かろうと下手だろうと。だからこそ意外なものが届いたりして、それがまた楽しみだったり。年賀状の良さってそこにあったんだなあと気づきました。

デジタルによってそうした手間はなくなりましたが、同時にありがたみや意外性まで失われてしまったような気がします。それこそが衰退の一番の理由ではないでしょうか。年賀状は単なる新年の挨拶ではなくて、年に一度の国民的クリエイティブコンテストだったと考えると、じつに惜しいものを衰退させたものだなあと思いました。

年賀状と同時に手紙も整頓しましたが、やっぱり手作りのものってすごく力強いというか、心に沁みてきます。来年からの年賀状はもっと手間をかけようと思いました。

 

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