三鷹の怖そうな定食屋に入ってうなり声を聞きながら食事をしました。
お店の名前は「かどや」。年季が入りすぎてドキドキが止まりませんでしたが、腹ペコだったので、いざ、おとなチャレンジ。
他のお客さんは1人だけ。混沌としたカウンターに座ります。
この手のお店に入るときに何が怖いかというと、たむろすお客さんがいっせいにこちらに振り返り「何しに来た?」という顔をされることです。でも今回のお客さんは新聞から目を離しません。よかった。さっそく肉みそ炒め定食680円を注文。
豊富なメニューを眺めていると、お客さんが「んんん〜」うなり始めます。するとご主人もそれに共鳴するようにうなり始めます。いよいようなり声しか聞こえない店内。こうなったら自分も・・・。
といったところで料理が出てきました。キャベツの青さよりもうなり声が気になって仕方がありません。
しばらくして競馬番組にチャンネルをあわせるご主人と、とたんに話し始めるお客さん。手に持つそれは競馬新聞でしたか。うなり声の理由がわかってほっとしました。