HD-2D版のドラクエ3を買わなかった理由を書きました。
ドラクエ3が好きです
ナイスミドルの皆様はおそらくドラクエ3に並々ならぬ思い入れがあるでしょう。自分もその一人です。発売日に早朝から兄と並んだ思い出があって、いまだにカセットを部屋に飾っていたり、
当時エニックスから送られてきた年賀状を大切に持っていたりします。筆者はドラクエ3がすごく好き!という前提でディスりをご了承いただければと思います。
不満を抱く予感がした
最初にPVを見たとき、敵の小ささ、UIの配置、音楽の使い方など、気になるところがいくつも見つかって「これは遊んだら不満が出そうだ」と思ったので買い控えました。良い思い出を上書きするなら素晴らしい体験であってほしいですからね。
ちなみにこれは人生で初めてゲームで泣いたときの画面。このとき脳内で再生されていた映像を上書きするほどのクオリティを、現代のマシンスペックなら期待したいところです。
スーパーファミコン版のドラクエ3は当時のマシンスペックをフルに活かしたビジュアルと演出で、原作ファンも納得のリメイクだったと記憶しています。
それに比べてHD-2D版は、ゴージャスな背景に歩幅の合わないドット絵、声優さんのボイスと棒立ちキャラ。いろいろとチグハグな印象を受けました。事情があったんでしょうけど、妥協が透けて見えるとやっぱり萎えます。
そもそもドラクエって階段を降りたり宝箱を開けたりするといまだに8bit時代の効果音が使われていますよね。BGMもずっと垂れ流してますし。そういった過去作へのリスペクトが浮世離れしているというか、初見の人ほど変なゲームに見えているのではないでしょうか。
ドラクエ12ではそういうしがらみをすべて取っ払って欲しいと自分は思ってます。当たり前を見直したゼルダのように、新しいドラクエを遊びたいです。それでもなお、誰でも遊べる国民的RPGであり続けて欲しいです。言いたい放題ですが。
堀井さんの渾身の一作を気長に待ちます。