信州渋温泉にある「金具屋」という、ちょっとまぎらわしい名前の温泉旅館に泊まってきました。1758年創業の歴史ある宿で、夜にライトアップされる木造四階建の建物は渋温泉のシンボルとなっています。以下では写真とともにその歴史ある建物の中を紹介していきます。
1Fロビー近くの階段です。古そうですがピカピカに磨かれていました。
こちらも階段。宿の階段はどれも急勾配なので足下に注意しましょう。
床や壁は改築されてきれいになっている箇所もありますが、天井を見上げると歴史を感じることができます。
大浴場に続く廊下です。素敵ですよね。古き良き趣を求めて訪れた人はきっと、この廊下を見て「来てよかった」と思うのではないでしょうか。
ところどころに歯車をモチーフにした装飾が見受けられました。
部屋は103の伊那谷（いなだに）でした。とても広くて心地良いです。
応接間もありました。座って新聞を読むだけで優雅な気分になります。
貸切風呂や大浴場があるので利用しませんでしたが、部屋のお風呂も温泉が出ます。年季の入った蛇口が素敵でした。
我々は出会いませんでしたが、ときどき窓から小猿が来るようです。
夜は雨が降っていたので、蛇の目傘と下駄で温泉街を歩きました。
といった感じで、外観もさることながら中も本当に素敵です。歴史ある宿と聞くと、なんとなくボロくて汚くて従業員もみんな無愛想というイメージを持ってしまうのですが、みなさんとても親切ですし、なにもかも良い意味で裏切られました。