スーパーマリオブラザーズ ワンダーを完全クリアしたので感想を書かせていただきます!
やっぱ辛えわ
従来のマリオより難易度が控えめと聞いていたのに、スペシャルワールドはいつも通り辛くて、完クリまで30時間以上かかりました。
壁蹴りだけで進むステージはいま思い出しても腹が立ちます。
真のラストステージは高難易度かつ長いステージなので、自キャラを99にしてから振り出しにならないようスリープさせつつ数日かけてクリアしました。
このステージ、最後は透明バッジで見えなくなった自キャラを足場から落ちないようにゴールに導かなければいけません。キャラが透明になったら見る方も遊ぶ方もまったく面白くないので考えた人はアホだと思います。
ちなみに自分は天才なのでキャラのX座標にあわせてモニターにマスキングテープを貼ってプレイしました。真似していいよ。
せっかくの楽しい気分がスペシャルワールドで怒りに変わってしまいましたが、完クリできたので許そうと思います。
ちなみにスタッフロールがスター集めのゲームになってますが、こちらは取り損ねても完クリの条件ではないのでご安心ください。
良かったところ
ワンダー発動時の多彩な演出はどれも楽しかったです。
とくに好きだったのがゼリーになって壁や天井に張り付きながら進むステージと、
クリボーになって物陰に隠れながら進むステージです。本作のクリボーはとてもかわいいです。
どのステージも短めに作られていてリトライがしやすいのも良かったです。ただし真のラストステージ、テメーはダメだ。
UIもマップもサクサク、ローディングも短いので快適でした。スプラトゥーンも見習って欲しい。
サウンドを活用したリズムゲーは新鮮さがあって良かったです。演出が楽しくてプレイ中はずっと笑顔になってました。
BGMは従来に比べて軽いというか、ほのぼのしていますが、自分は好きです。かわいらしい画面にマッチしてますし、軽い印象がある方がちょっとした空き時間でもプレイしたくなるんですよね。
スイカゲームには敵いませんけど。
残念だったところ
オンラインが賑やかで楽しかったのは序盤だけで、途中からは無くてもいいかなと感じました。開発コストがかかっていそうなだけに残念です。
パネルはおそらくフラワーコインの消費先として用意されたものですが、用途が限定的で、絵柄もやっつけなのが残念でした。
完クリのためには全ステージで旗の一番上をつかまなければいけませんが、失敗するとステージを初めからやり直さなければいけないのが辛いです。真のラストステージ、てめェーだよ、てめェー。ていうか、このルールがあった方が楽しいと思ってる人、います?
それと、おしゃべりフラワーよりも自キャラのボイスをオフにする機能が欲しかったです。理由は以前にも書きましたが、ミスしたときに残念な声を聞くと怒りが増すからです。
真面目なワンダー
マリオの常識をぶち壊すという触れ込みで登場したワンダーですが、想像よりも真面目な作りでした。スーパーマリオ オデッセイのようにリアルタッチな竜と対峙したり、ドンキーコングがプレイできたりといった奇想天外なハプニングは無く、あくまで2Dマリオの範疇に収まっていました。
ボスに関してもスーパーマリオ3のフォーマットに沿った驚きの少ないものでした。
任天堂のことですから企画段階では我々の想像を超えたアイデアがたくさん出ていたことでしょう。でも遊びの本質を優先させた結果、ちゃんと面白いけれどそんなにワンダーではない堅実な仕上がりになったのではないでしょうか。
クッパがお城になるぐらいなら、自キャラが戦闘機になって突入するぐらいのことは期待してしまいますよね。スーパーマリオランドの最終面はシューティングでしたし。
間違いなく買い
「ワンダー」というキーワードによって評価のハードルが上がってしまいましたが、ちゃんと面白いのは間違いないので、迷われている方はぜひプレイしましょう!お子様から大人まできっと満足できると思います!