カールおじさんやパピプペンギンで有名なひこねのりおさんの「キャラクターあれこれ図鑑」を買いました。遊び心があって楽しい本です。
ひこねさんの絵が好き
先日「杉並アニメーションミュージアム」でひこねさんのサインを見つけたとき、ふと、画集が欲しくなって今回の本を買いました。
もともとひこねさんの絵が好きで、雰囲気を真似したり(出来てないけど)
自作アプリ「タイピングランド」のキャラも、ひこねさんの絵みたいにしたいなあと思いながら作ってました。(出来てないけど)
それぐらいのファンですが、この本は知らなかったことも多くて楽しかったので紹介します。
キャラクターの紹介
それぞれのキャラクターの制作秘話が書かれています。
タコ!なつかしい!8本の足が2本ずつ手足に分かれているのが素敵です。
おやちゃい!泣ける!明治はずいぶんと有望なキャラたちを捨ててきたんですね。しかもカールを関東で売らないとか、本当にどうかしてますよ。
といった愚痴はさておき、キャラクター情報はご覧の通り充実しています。
ひこねさんのエピソード
ひこねさんの生い立ちや経歴が載っています。少年時代、友達と貸し借りするための漫画を持ってなくて自分で描いたというエピソードがすでに常人離れしてます。
みんなのうた「赤鬼と青鬼のタンゴ」の絵コンテ。ほぼ出来上がってます。
ゲーム関連のお話
同じくアニメーターでキャラクターデザイナーである小田部羊一さんとの対談もあります。お二方とも東映動画出身ですが、小田部さんはのちに任天堂でマリオをはじめとしたキャラクターの監修などをしていたのでゲーム業界の人でもあります。この本には偉人しか出てきません。
ひこねさんも過去には「糸井重里のバス釣りNo.1」というゲームのキャラクターをデザインしています。釣りに興味の無かった自分でさえ当時は物欲にかられました。ひこねさんの絵にはそういう魔力があるんですよね。
ちょっとした遊び心
左下にはパラパラ漫画が描かれています。内容は買ってからのお楽しみ。
いろんなカールおじさん。シールとかで集めたくなりますね。
カバーにはアマビエ。遊び心とサービス精神が随所にちりばめられています。
みんながにっこり
ひこねさんのイラストはいつも和やかで、見た人みんながにっこりしてしまう雰囲気がありますよね。とくにインパクトやメッセージにすがりたくなる広告において、和やかなイラストで万人に響かせるのは並大抵のことではありません。
この本ではそうした偉業の数々を知ることができます。ファンの方はもちろん、可愛いイラストが好きな方、昭和に思いを馳せたい方も楽しめると思います。
ちなみに本の中にあった「パニポニ」というアニメが見たいです。NHKさん再放送をお願いいたします。受信料は払ってます。
本当にどうでもいいことですがカールのTシャツにマリオのクリアファイルを重ねたら自然すぎたので見てください。いつも最後までお読みくださってありがとうございます。