民家のような佇まいに抵抗を感じてなかなか入れずにいた珈琲の店「プチ」。先日のトムネコゴの例もあるし、意を決して入ってみました。
計算では決して導き出せない、親戚感あふれるインテリア。そこにTBSラジオが流れているのですから、至高という他にありません。
メニューの中でダントツに高い1500円のカフェノーアというコーヒーは、店主のおばちゃん曰く、先代のお父様が発明した通常の3〜4倍ほど濃いコーヒーだそうです。
レシピを教わる前に亡くなってしまったので本当のカフェノーアはわからないそうです。それでもいつか飲んでみたいですと伝えると「苦くてまずいからやめときな」ですって。
400円のブレンドコーヒーを注文したら、おじちゃんがお餅を焼いて出してくれて、おばちゃんが山盛りのお菓子を出してくれました。ぜんぶサービスです。
寒いからとおすすめされたひざ掛け。もう完全に親戚の家ですよね。
近所なのに初めて来たと伝えると「私たちはいつ死ぬかわからないんだからもっとはやく来なさいよ」と言われました。
教育×ITの仕事だと伝えると「ベビーカーにのせた子供にスマホを持たせてあやすのは良くない、いつかしわ寄せが来る!」だそうです。
人見知りのぼくでさえ、こうして長話をしてしまうほど居心地の良い店です。これから何度も通うことにしました。