【ネタバレなし】クリアタイム17時間のへたっぴがメトロイドドレッドをどう思ったか

ゲーム

メトロイドドレッドのノーマルモードを17時間かけて100%クリアしたへたっぴが正直な感想を書きます。

メトロイド関連の記事一覧

お値段以上

2Dゲームで7600円というのは正直なところ、シリーズファンの足元を見た価格なのかと思っていましたが、プレイしてすぐにこの値段は任天堂の自信の現れだと思いました。

背景との調和が見事な地下迷宮。

広角によって感じられる舞台のスケール。

シームレスな演出。いわゆる2Dゲームに抱くチープな印象を微塵も感じさせない、お値段以上の体験が高密度で詰まった工芸品のような印象を受けました。

開発は3DSの「メトロイド サムスリターンズ」も担当したMercurySteamというスペインの会社。サムスリターンズのときも思いましたが、景色がとても美しいです。さすがスペイン!(偏見)

あのメトロイドがこんなにエレガントなゲームになるなんて想像もしませんでしたよね。それを言ったらゼルダとかもそうなんですけど。

予備知識はあった方がよい

最初にこれまでのストーリーが語られますが、思っていたよりあっさりしています。プロデューサーの坂本さんは本作から遊び始めてもわかるとおっしゃっていましたが、あれはセールストークだと思いました。

ストーリーを知らなくてもゲームプレイに支障はありませんが、よくわからない話を小さい字でつらつら読まされるのってキツいですよね。ゼルダ無双 厄災の黙示録でその状況になって脱落してしまったことを思い出しました。過去作を知らない方は公式サイトに目を通しておきましょう。

次から気をつけてくれよな。字の大きさも。(何様)

ボリューム満点

いろんなレビューで8〜10時間でクリアできると書いてありましたが、自分は13時間を超えました。多くのレビューで、本作は道に迷わないように配慮されていると書かれていましたが、方向音痴を舐めてもらっては困ります。

というか景色に見とれて時間が経ってしまうのは自分だけでしょうか。みんな観光地を車で走り抜けちゃうタイプなんですね。(へたっぴの遠吠え)

クリア後にアイテムをコンプして、最終的には17時間もかかりました。へたっぴにとってはボリューム満点のゲームです。

探検に欠かせないマップは過去作と比べて格段に便利になっています。いきなり見せられるとぎょっとするかもしれませんが、実際は徐々に広がっていくので地図が苦手な方でも大丈夫。通ったところが塗りつぶされるのが気持ちよくて無駄に天井までジャンプしちゃいます。

難易度がヤバい

とくにボス戦はウソだろ?っていう難易度になっています。任天堂のダークソウルです。

人型のボス戦もあります。敵が賢すぎてパターンに入らないです。本当に憎たらしい。ホリパッドミニの連射機能に頼りっぱなしです。

一見、理不尽な攻撃でゲームオーバーになりますが、必ず用意されている解決の糸口を見つけるのも醍醐味です。本作はリトライがシリーズ史上最高に快適なので、学習の積み上がりが早く、最終的にはちゃんと自力で突破させてくれます。

へたっぴにとって自力というものがどれだけ自己肯定感を高めてくれるか、上手な人にはわからないと思うので教えておきますと「ああ、これがゲームだ。世間は本当のゲームを知らないが、オレは知っている。」ぐらい有頂天になります。

最初のボス討伐によって自己肯定感が高められたせいか、その後どんな強敵が現れても「いつかは倒せるはず!」とポジティブに挑めました。最初にあえてヌルい敵を置かないことで、プレイヤーに早い段階で取り組み方を教えてくれているのかもしれません。

一度も「は?」と言わなかった

ゲーム界最強のフィジカルモンスター、サムス・アランの操作はシリーズ最高峰に快適で、思ったように走って飛んで滑って戦うのでストレスフリーでした。当たり前のようですが、これがへたっぴにとってはすごく重要なんです。

キャラクターが思惑通りに動かせないことによるミスってすごくストレスがたまります。たとえ動かせたとしてもジャンプが低かったり、ノックバックが大きかったりと、少しでももどかしさを感じると嫌になります。そういうゲームではミスするたびに「は?」と声が出ます。ミスをゲームのせいにしたくなったときに出る声です。

本作では一度も「は?」が出ませんでした。精神衛生上たいへんよろしいゲームです。

このように、快適な操作とリトライ、そしてノンペナルティであれば、へたっぴでも上機嫌で続けられるということがわかりましたね。引き続きお願いします。(何様)

アイテム集めが楽しい

シリーズ共通のお楽しみ、アイテム集め。自分はアビリティをすべて手に入れて、向かうところ敵なし状態でじっくりやるのが好きです。

へたっぴなのでシャインスパークという、ダッシュしてジャンプしてドーン!みたいな技が難しく、床が削れてるんじゃないかと思うほど同じ通路を行ったり来たりして、かつてないほどシャインしました。うまくできたときは拍手の音が欲しいと思いました。

パチパチパチパチ

格子状にオブジェクトが並んでいるからこそ、パズルのようなギミックも楽しめるし、当たり判定にも納得感があるんですよね。2Dの良さと3Dのリッチさを併せ持ったゲームです。

唯一無二の体験

プレイすると絶対に「よくできてんなぁ〜」と言いたくなると思います。声に出さずとも心では言ってしまうでしょう。本当に考えに考え抜かれています

あれをとったらここが通れるようになって、さっきのあそこに行けるのかとか、あれはこのためのヒントだったんだとか、何度もハッとさせられます。そのたびに自尊心が一瞬高まりますが、すぐに開発者がすげえんだわ、という気持ちになります。

約3年かけて開発されたそうですが、3年かけてゴミのようなソシャゲができる世界を知っている者からすると、まるで魔法のようです。どうやってここまで磨き上げられるのか、ドキュメント番組を作ってほしいぐらいです。

このすごさは簡単に真似できるレベルではありませんし、メトロイドでしか味わえない唯一無二の体験だと思いました。中学生以上の皆様はぜひやってみてください。

小学生以下には難しいかと。へたっぴに言われたくないか。

メトロイド ドレッド(【Amazon.co.jp限定】アクリルスタンド同梱)

スペシャルエディション開封記事はこちら
【ネタバレなし】メトロイドドレッドのスペシャルエディションを開封する!

これまでのメトロイド関連の記事はこちら
メトロイド関連の記事一覧

タイトルとURLをコピーしました