一度に複数の作業をこなすのが苦手。ひとつひとつ片付けてから次に進みたい。リアルタイムストラテジーは敬遠しがち。そんな人間がピクミンに初挑戦です。
引き込まれるビジュアル
本作は2013年にWii Uで発売されたピクミン3のリバイバル。ポリゴン数や解像度は最新ゲームより劣るはずですが、プレイしてみるととても美しく感じます。
ほんわか癒し系のイメージで始めたら、SF映画ばりのオープニングで一気に引き込まれました。
「借りぐらしのアリエッティ」のように身近な自然を小人の視点で見ている感じが特徴で、デフォルメされたキャラクターと自然物とのギャップがそのリアルさを際立たせています。
下手でも落ちこぼれない
操作は必要となるタイミングで教えてくれます。いちいち絵がかわいい。
ただ2013年においてはかなり洗練されていたであろうチュートリアルも、近年のゲームに比べると序盤から詰め込みすぎな印象を受けました。基本の操作に慣れないうちに新たな機能が解放されててんやわんや状態です。
それでも脱落せずに済んだのは、デラックスで新たに追加された「攻略ヒント」や「ロックオン機能」のおかげかもしれません。単なるリバイバルでなく、遊びやすさも現代向けに調整されているところがすばらしいです。
ユニークな機能
リプレイ機能で、その日の行動を振り返って見ることができます。効率の良いルートをこれで研究するのでしょうか。使いこなせる気がしません。
スクリーンショットとは別に、キャラクター視点の撮影ができます。囲まれるとなんか怖い。
手に入る果実やアイテムが分析によって独特な名前がつくのが面白いです。この携帯電話は「いにしえのパケシス」ですって。先に進むのが楽しくなりますね。
体験版をクリアした感想
正直なところ楽しめるか不安でしたが、それは杞憂に過ぎませんでした。てんやわんやになりながらも無我夢中でピクミンを投げて、呼び集めて、気づいたらタスクの割り振りをしていました。自分にそんなことができるとは思いませんでした。
最初のボスをやっつけたところで体験版が終わります。かなりしっかり遊べるので、興味をもたれた方はぜひ遊んでみてください。
体験版を終えると、製品版で最初から「ゲキカラ」モードが選べるようになります。今のところそれを選ぶ日が来るとは思えませんが。
自分は製品版を買いました。皆様もぜひどうぞ!
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