言語を解読しながら進めるアドベンチャー「Chants of Sennaar(チャンツ・オブ・セナール)」をクリアしたので感想を書きました。なかなかハードなゲームでした。
どんなゲーム?
始めはちんぷんかんぷんな言語をヒントを頼りに読み解いていくアドベンチャーゲーム。まったく言葉がわからない異国の地で少しずつ会話が通じるようになっていくような感覚を味わえます。
たとえば扉を開閉するレバーの近くにこうした表示があったら「この文字は開けると閉じるかな?」と検討つきますよね。こうした言語解読が本作の醍醐味です。
ぱっと見では伝わりづらいのですが、ビジュアルとサウンドがとても素晴らしいです。カメラアングルがいちいちカッコいい。
いわゆる謎解きパートのクオリティも非常に高く、言語解読を抜きにしても十分楽しめる内容になっています。
ところどころアクションもありますが、慌てなくてもよい難易度ですし、失敗してもすぐリトライできるところも良かったです。
マップは適切な広さですが、入り組んだ立体構造になっているので、方向音痴は右往左往させられました。移動も速くはないので、省略手段が欲しかったなあ。
解読は面倒?
言語解読は最初のうちはとても楽しかったのですが、
ステージが進むたびに新たな言語が現れるので大変でした。
本作のアイデンティティかつ、ストーリーにも関わる重要な要素ですが、負荷が高いので、もっと少なくてもよかったかも。
わからないと詰む
本作は謎解きがわからないと完全に詰みます。最近プレイしたゲームの中では最もハードでした。
とくに文字を並べる謎解きは順番が違ってもダメ、ひとつでも間違っていたらダメ。せめて入れた文字の中に正解があったら光るとか、それぐらいの優しさが欲しかったです。
真のエンディングを見ようとした結果、攻略サイトに頼りっぱなし。自力じゃないので悔しいですが、とても素敵なストーリーでした。
納得のクオリティ
セールでもあまり値引きされないのでずっと手が出ませんでしたが、遊んでみたら納得のクオリティでした。隅々まで練られたすばらしいゲームです。気になった方はぜひプレイしてみてください!