スーパーマリオ3Dワールドに収録された「フューリーワールド」をクリアしました。最後まで仕様がよくわかりませんでした。
フューリーワールドとは?
Switch版スーパーマリオ3Dワールドに追加収録された完全新作の3Dマリオ。自我を失い凶暴化したクッパを元に戻すべく、クッパJr.とともにオープンワールドを冒険します。
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クッパJr.の絵がステキ
エンディングではクッパJr.の絵がたくさん見れます。バスキアのような力強いタッチがとてもステキで、彼の絵のファンになってしまいました。
最後の絵はネコシャイン(メダルみたいなもの)をすべて集めなければ見れません。おなじみのやり込み要素です。
本編のスーパーマリオ3Dワールドに比べて難易度は心地よく、下手寄りな自分でも100%を達成できました。ちなみに本編のコンプは諦めました。
すべてのネコシャインを集めるとクッパは強くなります。なぜ?
そしてこれが最後の絵。マリオの活躍をよそに自分を一番大きく描くクッパJr.画伯でした。
説明がつかない世界
本編の世界観を踏襲した追加コンテンツという要件で始まったであろう企画。フューリークッパと巨大化したネコマリオの対決など、購入意欲を高める強烈なビジュアルはさすがでした。
しかし遊んでみるとなんだかよくわからなかったです。
- クッパの出現タイミングや滞在時間の規則性がわからない
- クッパが現れるとネコたちがなぜか凶暴化する
- 灯台が灯ってもとくに何も起こらないこともある
- ネコシャインやギミックが謎のタイミングで追加されていく
- …etc
シームレスなステージ構成に時限式のボスという挑戦的な仕様にこれらの謎ルールが加わって、いつになく説明がつかない世界だと思いました。
楽しみを妨害するクッパ
クッパの出現時は空から火の玉が降り注ぎ、画面外から吐き出される炎に何度もやられました。予期せぬタイミングで画面外から攻撃されるのはかなりのストレスです。
この時間はまるで戦争のようで、時が過ぎるのをひたすら待つか、戦火をかわしながらネコシャインを獲得するしかありません。
探索したい場所や挑戦したいギミックが目の前にあるのにクッパが現れてしまったときのじれったさ、クッパの炎でなければ破壊できないブロックを自分のタイミングで壊せないもどかしさ、いくつもののストレスがプレイヤーの楽しい時間を妨害します。
達成感を高める負荷なら歓迎ですが、そう感じる機会は一度もありませんでした。
3Dマリオの楽しさは健在
オープンワールドを探検してネコシャインを集めるのがやっぱり一番楽しかったです。キノピオ探しもいつも通りです。
迷子の子猫を親猫に届けるミッションでは、流氷に乗って島間を移動したりと、シームレスなステージ構成だからこそできるギミックもあって感動しました。
こういうのだけで良かったのに、と言ってしまってはマリオの進化が止まってしまいますが、今回はそう言いたくなってしまうぐらい目玉のシステムが楽しめませんでした。
それでもマリオはすごい
任天堂のゲーム作りを尊敬してしまうのは、必ず新しい挑戦をするところです。今までの延長線で作っても一定の満足を与えられる力がありながら、それを良しとしないのがすばらしいです。
フューリーワールドはよくわかりませんでしたが、こうして毎回新しい挑戦をしてくれるからこそマリオはいつまでも新鮮なんですよね。次回作も楽しみにしています。