Switchで配信中の「Agent A」をクリアしました。丁寧に作られた謎解きの数々は秋の夜長にぴったり。アドベンチャーが好きな人は絶対に楽しめると思います!
どんなゲーム?
オーストラリアのYak & Coというインディーゲームスタジオで開発された本作は、AGDA Awards 2016をはじめ、いくつもの受賞歴があります。
いわゆるポイント&クリック式のアドベンチャーで、脱出ゲームのようにパズルや仕掛けが満載の謎解きゲームをイメージしてもらうと良いです。
作り込みはとても丁寧で、ムービー、音声、BGMもあいまって、そのあたりのアドベンチャーよりも上質に感じます。理不尽な謎解きはありませんでした。
5章におよぶストーリーは先が気になる展開で、一気に遊んでしまいました。プレイ時間は6時間ぐらい。どうしてもわからないところは攻略サイトにお世話になりました。
一部、翻訳や言い回しがおかしなところがありますが、ゲーム進行に支障はありません。いつも思うんですけど、極東アジアの小さな国のローカライズにまで対応してくださるインディーズゲーム開発者の皆様には本当に頭が下がります。
ちなみにSwitch版ではコントローラーでもカーソルを操作できますが、本体のタッチパネルでプレイしたほうが楽です。
謎解きのバリエーションが豊富
たとえば磁石を使ったギミックや、
ボードゲームのようなパズル、
お決まりの脱出ゲームもありました。謎解きのバリエーションが豊富で最後まで退屈しません。
時間に追われる場面もありませんし、失敗で巻き戻ることもありません。不器用な自分でも最後までストレスなく楽しめました。
ルイージマンションとの類似点
遊んでいてなんとなくルイージマンション3を思い出してしまうのは、BGMの雰囲気だけが理由ではないと気づきました。
ルイージマンション3の「エレベーターボタン」のように、本作には「くさび」や「宝石」といったアイテムがあります。進行に不可欠かつ共通な形状をしたアイテムを集めさせることで、プレイヤーは常に目的とモチベーションを失わずにゲームを進行できるのです。
もうひとつの共通点はステージの再利用です。(しかもどちらも猫を使ってる!)通り過ぎたステージを過去のものとせず何度も利用することで行動範囲を増やし、むやみにアセットを追加せずにゲームに深さを出しているのです。
この二項目は特別な発明ではありませんが、とくにアドベンチャーゲームでは「よくできてるなぁ」と唸らせられるかどうかの分かれ目だと思います。
100円セールのわけ
Switch版は定価1500円ですが、ときどきセールで100円になります!(93%オフ)
セールをするとダウンロードランキングが上がるので、ショップでの露出が増えます。そのあと定価に戻っても一定の売り上げが見込めるらしく、多くのソフトが同様の手法をとっています。
なので我々はコンスタントにセールをチェックしておくべきです。Agent Aのようなナイスなゲームが激安で買えることがあるんですから。
なお、Agent Aは体験版もあるので、迷われている方は体験版をプレイしてみてください。自分も体験版でハマって買いました。
スマホ版もあります。公式サイトからどうぞ。