我が家の電子ピアノをYAMAHA ARIUS YDP-S54に買い換えました。コンパクトながら本格的なタッチレスポンスとサウンドが魅力です。
こんなに続くと思わなかった
子供の習い事は長く続かないだろう。そう思って1台目は CASIO の PX-150 にしました。そこそこの弾き心地とサウンドで習い事には十分でした。ところが予想に反して約6年経った今も続いており、それならばもっと良いものを買ってあげたいと思うのが親心です。
また CASIO のつもりで店頭へ
ご存知かもしれませんが、我が家は狭いです。そのため最近発売された CASIO の PX-S1000 のコンパクトさに惹かれましたが、奥さんのリクエストで鍵盤蓋は必須だったため却下。PX-150は蓋がなくてカバーを被せるのが面倒だったからなあ。
同じ CASIO の PX-770 は鍵盤蓋があり、サイズ的にもギリギリ置けそう。子供は本物のピアノに比べて鍵盤の軽さが気になったようですが、そこは妥協してもらうことにしました。
弾き比べで急浮上
せっかくだからと YAMAHA や KAWAI の高いものと弾き比べてみたら、残念ながら素人でもはっきりと違いがわかりました。タッチレスポンスは値段と大きさに比例しますね。
ところがその中に、コンパクトなのに素人には上位クラスとの差がわからなかったものがありました。子供も弾いた瞬間に「これがいい」と言いました。それがこのたび購入した YAMAHA ARIUS(アリウス)です。完全にノーマークでした。
ちょっと前のクラビノーバ
YAMAHAのクラビノーバは今も昔も電子ピアノ界の雄です。ARIUSはそのクラビノーバに使われていた鍵盤機構を引き継いだ廉価版です。
つまり数年前のクラビノーバと性能は同等でサイズはコンパクト。ざっくり言ってしまえば庶民のためのクラビノーバです。
我が家に置かれたARIUS YDP-S54。奥行きはかなりスリム。色は黒にしましたが、白のほうが圧迫感がなかったかも。
スピーカーの響きが心地よく、PX-150のときに感じていた床への衝撃も気にならなくなりました。ピアノって鍵盤だけでなく台も大事なんですね。
鍵盤蓋を閉じるとフラットになります。子供がやめたとしても物が置けてよいですね。
同性能のYDP-164はこれより奥行きがあり、蓋もフラットではありませんが、椅子がついていますので、スペースに余裕のある方、椅子も一緒に買うつもりの方にはYDP-164をオススメします。
電子ピアノ買い換えの教訓
電子ピアノは売れない
電子ピアノの買取はあまり期待しない方が良いです。クラビノーバぐらいの機種でないと値がつきません。家具とピアノの買取は高級品だけ。これが現実です。
注文から到着までけっこうかかる
電子ピアノは店舗に在庫をおかないのか、注文から届くまで3週間かかりました。我が家は慌てて古いピアノを手放してしまったため2週間近くピアノが弾けませんでした。
子供の演奏はプライスレス
親にとっては子供の演奏はどんな音楽にも勝りますし、それをより良い音で聴けるようにすることは親の願いでもあります。ARIUSは限られたスペースに置ける最高の選択肢でした。
大きな出費でしたが、毎日大好きなアーティストのライブを目の前で聴けると考えたら安いものですよ。(自己暗示)