我が家の狭い台所にパナソニックのプチ食洗機「NP-TCR4」を導入するときの試行錯誤や使った感想です。
台所を狭くしない置き方
食洗機のためにシンクや調理台が狭くなるのは嫌だったので、台所のスペースを保ったまま置く方法を考えました。我が家には選択の余地がありませんでしたが、参考までに書いておきます。
案1:ビルトイン後付け
システムキッチンであれば、ビルトイン食洗機は後付けできるそうです。残念ながら我が家は寸法がぜんぜん足りませんでしたが、可能ならこれが一番良いと思いました。
ビルトイン食器洗い乾燥機 後付けガイド(Panasonic)
案2:上の戸棚に入れる
上に置くという妙案です。給水は長い距離でなければ上方向でも大丈夫なので、可能ならこうしたかったのですが、残念ながら我が家の戸棚は奥行きが足りませんでした。
策3:コンロの横に置く(採用)
コンロの横に置く案です。ただしそのまま置くとコンロと干渉してしまうし、火をつけると燃えてしまうので、高い位置に置くための丈夫なラックが必要です。そこでルミナスラックを思いつきました。ポール径19mmのパーツを組み合わせて細いスペースに収まるラックを構成しました。
設置の目処が立ったので、食洗機と分岐水栓と取付用の工具、それとシンクから距離があるので、給水ホース2mと排水ホースの延長1mを買いました。
悪夢の分岐水栓の取付
分岐水栓のを取り付けるべく、モーターレンチと蛇口の土台を固定する工具を買ってカバーを外そうとしましたが、ぜんぜん回りません。完全に固着していました。
汗だくで作業していたら、家族が「水のトラブルクラ〜シアン♪」と歌い出したので、諦めてクラシアンを呼びました。
用意した工具はすべて無駄になりました。クソゲーを買ったと思うしかありません。
クラシアン到着。さらなる悪夢
クラシアンがきましたが、やはりビクともしません。屈強な男性でも外れないものをプログラマーの腕力で外そうとしていたとか無理ゲーすぎました。
クラシアンは見たことのないレンチを取り出すとフルパワーで力を込め、ついに回りました。我が家は感動と喜びに包まれました。暮らし安心、クラシアン。
しかし取り付けた分岐水栓の間から滲み出る水漏れがおさまらず、クラシアンは試行錯誤を繰り返してくれましたが、結局は蛇口ごと交換になりました。分岐水栓は正しいものを選んだので、もしかしたら力を込めすぎたのかも・・・。
交換費用は食洗機より高かったです。クソハードを買ったと思うしかありません。
自分で買った分岐水栓も無駄になったし、ものすごく痛い出費となりましたが、水漏れの不安を抱えて過ごす方が辛いと自分を納得させました。
NP-TCR4レビュー
圧倒的存在感。シンクまわりに置かなくて良かった。高い位置への給排水も順調で、コンロも今までどおり使えています。
中は3人分の食器がなんとか入る程度。毎回「食器テトリス」で多少時間をとられますが、慣れると楽しくて、最近は子供が積極的にやってくれます。うれしい誤算です。
洗い方はスピーディモード(30分)で十分きれいになります。他のモードはほとんど使わないので、下位モデルのNP-TCM4で良かったかも。けっこう重ねて入れてもしっかり洗えます。音は洗濯機と同じぐらい。振動はしません。
食洗機はやっぱり楽
結婚記念日のプレゼントとして、奥さんが何年も切望していた食洗機を導入しました。設置の可能性を探るのに2ヶ月ほどかかりましたし、無駄な買い物や水のトラブルがあって大変でしたが、とても喜んでもらえたので報われました。
自分は食器洗いが嫌いじゃないので、置き場所を確保してまで買う価値があるかなと思っていましたが、使ってみるとやっぱり楽で、いまは食洗機に頼りきりです。全自動洗濯機と同じで、もう無かった頃には戻れないです。