5分で脱落。妖怪ウォッチワールド

ゲーム

ポケモンGOのようにGPSを使って遊ぶスマホゲーム「妖怪ウォッチワールド」が公開されましたが、はじめてすぐに脱落してしまいました。

冒頭にヒカキンが動画で遊び方を説明してくれます。ゲームのチュートリアルでYouTuberを使うのは新しいなと思いましたが、よくあるのでしょうか。

じつはこのところ、面倒そうなスマホゲームはめっきりインストールしなくなってしまったので最近のトレンドがわかりません。下火になった妖怪ウォッチがこのゲームによって復活できるか興味があってインストールしました。

他人に頼れるポケモンGO

地図上に妖怪がいて、近くまでいくと捕まえられるところはポケモンGOですが、他人に憑依して、他人が見つけた妖怪もゲットできるような機能があるっぽいです。じつはそこまでたどりつかなかったのでわかりません。その理由は後述。

電池がすぐ減りそう

Androidだとこのような通知がでます。ウィスパーを模したマークがかわいいですね。バックグラウンドでGPSをオンにしたままだと電池がすぐに減ってしまいそうです。そこまでしてプレイしたいかというと、ね。

リセマラいらず

チュートリアルが終わるとガチャが引けますが、気に入ったものが出るまで何度でもリトライできます。従来のゲームでは、良いのが出るまでリセマラ(リセットマラソン。アプリを削除して、再インストールし、最初からやり直す)が一般的だったので、だいぶ親切になりました。

この仕様だとリセマラによってインストール数を増やし、あたかも人気があるように見せることはできませんが、妖怪ウォッチなら大丈夫だという自信があるのかもしれません。

詰め込み学習で脱落

冒頭から長い説明をしてくるこの感じ、久しぶりすぎて忘れていました。ぼくが面倒そうなスマホゲームと言っているのはまさにこういうやつです。ヒカキンは丁寧に説明してくれましたが、本来ならプレイしながら自然に学べるのが理想なので、がんばる方向が違う気がします。

メニューの項目も非常に多く、矢印によるナビゲーションが表示されますが、段階を経て解放してくれないとついていけないです。矢印が出なくなったタイミングで脱落しました。

ひまつぶし気分のプレイヤーと作り手の熱量は大きな隔たりがあるのに、それを意識しないで設計するとこうなっちゃいますよね。ぼくも気をつけます。

妖怪ウォッチは復活するか

妖怪ウォッチのメインターゲットは小学生。ヒカキンを登用したのもそれを意識しているからだと思われます。ところがゲームシステムはGPSを使った位置ゲーですから、スマホを持たない子供は親のスマホに頼らざるをえません。果たして親は、電池を犠牲にしてまで商売臭の強いこのゲームをプレイするでしょうか。

先駆けであるポケモンGOがこれほど受け入れられたのは、導入のシンプルさと、商売臭のなさ、そしてポケモンブランドへの信頼性だと思います。親自身がポケモン世代であることも大きいですが、そうでないぼくでも、ポケモンなら子供に与えても大丈夫だろうという安心感があります。

妖怪ウォッチは最初の3DSソフトで裏ボスのドンドロを倒すまでプレイしました。子供目線で作られたすばらしいゲームでした。ブームのときはポケモンの未来を心配をするほどでした。しかしその後の矢継ぎ早な続編リリース、インフレする妖怪の数、メダルやグッズの飽和によって消費者の信頼を失いました。そしてその失策によって子供も徐々に離れてしまったのです。

妖怪ウォッチ、「子どもの好きなキャラ」圏外に(ITmedia ビジネスオンライン)

アニメも放映中ですし、映画も控えています。このゲームで熱量を取り戻せるでしょうか。ぼくはそこまでのポテンシャルは感じませんでした。

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