当たりを引いた気分!映画「いぬやしき」

映画

映画「いぬやしき」、おもしろかったです!ラジオで木梨さんが宣伝していて興味が湧いたので観にいったら、見せ場が多くて満足度が高かったので紹介します。

いぬやしきって犬の話?おばけの話?という印象を受けますが、GANTZでおなじみの奥浩哉さん原作のSFです。うだつのあがらない犬屋敷さんが不慮の事故によってロボットに改造されてしまうのですが、おなじくロボットにされ悪に転じた高校生と壮絶なバトルを繰り広げます。

SFではありますが、舞台は東京で、いじめ、家庭、ネットなど、現代的なテーマも盛り込まれていて、感情移入できるポイントが多いです。

選りすぐりの俳優

いぬやしきはアニメ化もされていて、犬屋敷の声を小日向文世さんが担当。それはそれで絶妙ですが、実写版でビジュアル、プロモーションの観点から木梨さんを選んだのはさすがだと思いました。原作のおじいさんのような雰囲気と比べると、見た目も性格もギャップがあるためファンの間では賛否があるようですが、木梨さんの演ずるお父さんには、同じくうだつのあがらない父親として同情心を抑えられませんでした。

あえてミスキャストをあげるなら娘役の三吉彩花さんが場違いに美人なことぐらいでしょうか。さくら学院って本当におそるべきグループですね。他にも伊勢谷友介さん、二階堂ふみさん、本郷奏多さんと個人的に好きな俳優さんが出演していました。

裏方もゴージャス

対決シーンのアクションは下村勇二さんがコーディネート。日本映画のわりにアクションすごくね?と思ったら下村さんである可能性が高いです。しかも効果音はパシフィック・リムを担当したスコット・マーティン・ガーシンさんだそうです。どうりで音がすごいわけだ。

超音速バトルは必見

この映画の一番の見せ所である新宿上空250メートルの人間ドックファイト(犬じゃなくて戦闘機)は、物体の移動、軌跡、カメラワークの緩急にアニメ的な慣性がきいていてじつに気持ちが良かったです。ハリウッドのヒーロー映画とのクオリティの比較になりがちですが、気持ち良さでいったら圧勝です。これほど鳥肌が立ったのはヒックとドラゴン以来です。

佐藤健がかっこよすぎる

29歳(撮影時は27〜28?)での高校生役もぜんぜん違和感なしでした。マイケル・J・フォックスがバック・トゥ・ザ・フューチャー PART3で高校生を演じた時もそのぐらいの年齢でしたよね。

ここまでかっこいいともうひれ伏すしかありません。るろうに剣心でも見せたすばらしい運動神経。キレてる肉体。抜群の演技力。しかも努力家。なんなのこの人。

ゴールデン・レイヴン賞を受賞

いぬやしきは第36回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭でインターナショナルコンペディション部門のグランプリにあたる、ゴールデン・レイヴン賞を受賞しました。佐藤信介さんは「アイアムアヒーロー」に続いて2回目の受賞とのことで、ベルギーでは佐藤さんの映画が人気のようです。ぼくも佐藤さんの映画が好きなので、もしかしたらベルギーの血が流れているのかもしれません。先祖は新潟の米農家ですけど。

 

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