前職の休憩室にこの漫画がおいてあったので、ストーリーは知っていました。
だから観るつもりはありませんでした。どんなにすばらしかろうと「ほたるの墓」のような後味が残るものは避けたいのです。
しかし封切られるやいなや、いたるところで絶賛されているので、なにか違った気持ちにしてくれるのではないかと期待がふくらんでしまい、結局は観てしまったのです。
わかっていましたが、こらえた涙で目が真っ赤になってしまいました。やりきれない気持ちにさせられました。
ですが同時に、前向きな気持ちも芽生えます。どんなに辛かろうと、たんたんと、そして存分に生きぬいてやろう、そんな気分にさせられます。
漫画を読んだときはそんなふうには思わなかったので、この映画にはそれだけの力があるのかもしれません。
声優を務めたのんちゃんのハマりっぷりはすごいです。彼女を選んだ人はすばらしいですね。映像や音については評判ほどすごいとは思いませんでしたが、丁寧に作られた感じが端々から伝わってきました。見習わないといけません。
観に行って良かったです。