リズム天国 ザ・ベスト+の全要素をクリアしたくて、ずーっと続けていましたが、もうあきらめます。かなり時間を費やしたのに集まったバッジは半分ほど。
ストーリーのくだらなさには目をつぶるとして、とにかくやりこみ要素がいじわるです。むやみに時間を費やさないといけないものや、一回のプレイ時間を延ばしたり、速度を上げてミスを誘うものばかり。
やりこみだからヘタクソがクリアできないのは仕方ない、と思いたいところですが、たとえばゼルダなら裏ゼルダのようにはっきりと上級者モードとしてわかれているのに対して、このゲームはずっと地続きになっていて、いつまでたっても達成感が得られません。
意地で全てのリズムゲームをノーミスでクリアしました。苦行を強いておいて「まさか」と言われると怒りしかわいてきません。
一番ヒドいと思ったのはヤギにエサをあげるミニゲーム。もはやリズムゲームですらありません。貯まったコインを消費させるために追加されたようですが、なぜこれをレベル200までやらなければいけないのでしょう。
売り切りゲームを作るにあたって、価格ぶん、あるいはそれ以上のコンテンツを含めないといけないという思考に陥りがちですが、それが単にプレイヤーに苦行を強いるだけならやめましょう。映画が1800円以上の価値を出すために上映時間を5時間にするようなものです。
娯楽のあふれた世の中で、どうして自分たちのコンテンツでプレイヤーの限られた時間を食い尽くそうとするのでしょう。価格に見合った体験を、時間でなく中身で満たす努力をして、能力差がある各々のプレイヤーが満足する終わり方ができるよう工夫することが大切だと思います。