映画「オデッセイ」を観ました。原題は「The Martian(火星の人)」で、火星で自活する人をドキュメンタリーに描いた作品です。
邦題のオデッセイとは、長期の旅を意味します。たとえば救援が4年後とか、滞在期間の延期が3年とか、脱出用ロケットまで車で100日などなど、何をするにもとてつもない時間が消費されていきます。
映画ではそれらすべてを2時間程度で描いていますが、果てしない時の流れを想像するととても恐ろしくなります。自分が同じ立場だったら、なにもトラブルが無かったとしても精神的にもたないです。
火星でのサバイバルに目が向きがちですが、じつは経過時間に恐れおののく映画なのかもしれません。だとするとこの邦題は的を射ていると言えます。