パソコン、携帯両方で遊べるスキーゲーム「Petit Ski(プッチスキー)」を作りました。よろしければ遊んでみてください。こちらはゲーム関連ブログなので、制作秘話を書きます。興味のある方は続きをお読みください。 「年内に1つ以上のゲームを作る」という目標を立てた今年。気づくと年の瀬になってしまったのであわてて企画しました。時間がないので、小規模ですむ携帯ゲームを作ることに決めました。
いろいろな案から、クリスマスシーズンに向けてスキーを選びました。似たようなゲームはたくさんありますが、大好きなゲーム「紙ヒコーキ」の操作感を”取り入れようとした”ところが特徴です。
今回苦労したのは主にビジュアル面です。
安易なドット絵に逃げたくないと悩んでいたときに、落書きしていた紙をそのままゲームにする案を思いつきました。落書きしたキャラクターが、ノートの上でスキーをするという設定で想像は大きくふくらみました。
クリップを障害物にしたり、ノートが破れているところを穴にしたりと、素材をひととおり作って開発したのですが、できたものはなんともわかりづらいものになってしまいました。ゲーム性に不要な世界観を表現できるほど、携帯の描画能力は高くないのです。
主人公は難産でした。これは雪だるまではありません。いつかはサンタクロースになりたいと願う雪の小人(妖精)が、一人前になるために危険なスキーに挑戦する、といったストーリーです。雰囲気がクリスマスらしくないのは、季節を問わず遊んでもらいたかったからです。主人公の名前は募集中です。
主人公のデザインが決まった段階で、わかりづらい世界観は全てリセットして、現在のようなあっさりした画面になりました。タイトルロゴや点数のフォント、シールのようなボーナスプレゼント、付箋などは初期のなごりです。
オープニングやエンディングもアナログにこだわって、奥さんと一緒におりがみを折ったりしたのですが、今回は残念ながら出番がありませんでした。いつかこういったアナログなものもゲームにうまく取り入れたいです。
というわけでなんとかクリスマスに間にあいました。上手な方はぜひエンドレスモードを極めてください。記念切手はS+10まで用意しています。