水野晴郎さんがお亡くなりになりました。シベリア超特急が好きで、奥さんとシベ超祭りに行ったこともあります。初めて拝見したときは、テレビよりもふっくらしている印象を受けましたが、最近の映像を見たら面影がなくなるほどやせていて、とてもショックでした。
上の写真は公式サイトに寄贈したFlash作品のお返しにいただいたスリッパです。我が家の家宝です。 シベリア超特急はつっこみどころ満載な映画ではありますが、反戦という重いテーマをぶれることなく語り続けた意欲作でもあって、言葉は悪いですが、どこか朗らかに反戦について考える機会を与えてくれる、まさに世界にひとつしかない作品でした。そしてそれが撮れるのは、戦争体験者であり、無類の映画好きでもある、水野さんしかいなかったのだと思います。
「たかが映画じゃないか」という彼の言葉を聞いてから、映画に対する姿勢が変わったというか、楽しんだものが勝ちなのだという当たり前のことを教わったような気がします。
ご冥福をお祈り申し上げます。