舞台「アワハウス」を観ました。ささいな選択がその後の人生を大きく変えてしまうことがある。舞台版のバタフライエフェクトといった感じです。 この舞台の最大の見所は、主人公の人生の分岐を同時に進行させて描いていくところです。ある日ちょっとした出来心で不法侵入を犯してしまうジョー。罪を素直に認めて刑務所に入れられてしまうのか、それとも警察から逃げ切り、罪を償わないまま生きるのか。その後の人生は大きく変わっていきます。
もとはロンドンの舞台を日本向けにアレンジしたもので、曲や雰囲気はUKムード満載です。アイルランド民族のイギリスにおける立場などを知っておくとより理解できるかもしれません。
一方のジョーの衣装は白いジャージ、もう一方のジョーは黒いスーツ。場面ごとに瞬時に入れ替わるのはトリッキーで見ごたえがあります。また、公演のたびに内容の変わる(らしい)ジョークもかなり笑えます。リピーターの間で話題が尽きない理由の一つだそうです。