地味なアップデートを続けているStoryBookWriterですが、バージョン1.0.8ではファイルブック作成機能が追加されました。画像やMP3、テキストなどが入ったフォルダを指定するだけでブックが完成してしまう便利機能です。
大量の写真を誰かに見せるとき、CDに焼いて渡したり、どこかのWEBサービスを利用することを考えますよね。先日友人の結婚式があり、まさにこういう場面に出くわしたのですが、CDに焼いて郵送するのは時間がかかってしまうので、WEBサービスを利用しようといろいろ試してみました。
まず、関係者のみに見せたいのでパスワード制限をつけられることが前提でした。その中でも大量の画像を簡単にアップロードできるサービスを探したのですが、なかなか見つかりません。そもそも一時的に利用するのにユーザー登録で住所、名前等を入力しなければならないのは面倒です。ひどいものになると、見る側もユーザー登録しなければならないサービスもありました。
皆様もご存知のとおり、WEBフォームから大量のファイルをアップロードするのは時間がかかります。1枚1枚画像を指定してアップロードしていたら貴重な週末が台無しです。あるサービスでは独自のソフトをダウンロード、インストールさせることで複数ファイルのアップロードを実現していましたが、一時的に利用するのにソフトをインストールするのは抵抗があります。
無ければ作るしかないということで今回の機能追加に至りました。FTPソフトで写真をフォルダごとアップロードして、StoryBookWriter でそのフォルダへのパスを指定するとファイル名順に再生されるスライドショーが完成します。扱えるファイルは .jpg .mp3 .txt .html で、拡張子は必ず付けてください。abc.jpg が表示されているときに MP3を再生したい、あるいはテキストを表示したいというときはそれぞれ abc.mp3, abc.txt という名前にすれば同じページで再生されます。
さて、結婚式のスライドショーを作る準備ができました。さっそく作成作業を奥さんにやってもらいましたが、拍子抜けするほどお手軽だったようで、BGMを加えたり細かい設定をしたりして磨きをかけていました。それでも10分ぐらいでめでたく完成です。細かい設定をしないのであれば30秒ぐらいでできるでしょう。もちろんパスワードを付けられるので安心して公開できます。