知り合いのヘルパーが介護先のおばあさんに聞いた話なんですが、戦前、井の頭公園は桜よりも杉が圧倒的に多かったそうです。戦後になってその杉のほとんどが伐採されたらしいのですが、その理由が空襲で亡くなった方々の棺桶を作るためだったそうです。
馴れ親しんだ公園にこんな悲しいエピソードがあるとは知りませんでした。調べてみたところこちらのサイトにも書かれていたので本当の話みたいです。
ここ数年、花見シーズンの井の頭公園は大変な賑わいで、「花見というより人見」といった皮肉まで聞こえてくるほどです。花見客のマナーもだいぶ悪化しているようですが、こんな話を知ったらちょっとは気持ちを改めてくれるでしょうか。
多くの方々の犠牲の上にあの桜が咲いているということを忘れないようにしたいです。