先日、家の押入れにしまったままになっていたファミコンのカセットを中古ゲーム屋に売りにいきました。ゲームの買取価格は面白さで決まるわけではないので、以外なものが高く売れたりします。今回はほとんどが10円、よくて30円といったところでしたが、あるゲームだけは購入価格の2/3で売ることができました。その名は「マインドシーカー」です。 その昔、ファミコンブームが去ろうとしていた頃のことです。近所のゲームショップが閉店セールをやっていたのでひやかしに行きました。子供ですからふらっと寄ったところで当然、買い物できるようなお金は持っていないのですが、それが子供というものです。
店内に入るやいなや、店員の大声が聞こえます。「超能力者になれるマインドシーカー!新品なのに300円!」その声を聞いて興味を持たない子供がいるでしょうか?いや、いないはずです。ポケットに入っているわずかな小銭で超能力者になれる。こんなチャンスを逃す手はありません。さっそく買って帰りました。
ゲームはというと、いろんなサイトで語られているようにとんでもないものでしたから、自分も2週間続けた後、とうとう断念しました。もしあのとき投げ出さなかったら、自分は今頃この記事を手を使わずに書いていたことでしょう。
マインドシーカーはエスパー清田益章さんが監修しています。子供の私にほどよい挫折感を与えてくれた彼は今何をやっているのかと検索してみたら、公式サイトがありました。ブログのプロフィールには以下のように書かれています。
脱・超能力者の清田益章です。
43歳ですが、老若男女、
みんな、僕を“キヨタくん”と
呼んでいます。31年間、超能力者をやってきましたが、
やっと、自分の夢と本当の仕事を
探すことができました。31年間、超能力者と呼ばれてきた男の夢は
世の中を、みんなの力(縁力)で
消費型ではなく、循環型の楽しい豊かな
楽園にしていくこと・・“革命”は人が起こす破壊と創造・・
“脱皮”は、自然が起こす破壊と創造・・・みんなで脱皮していこうね。
“日本発楽園化計画”・・
ありがとう!という気持ちを大切に
精神性と物質性とのバランスを・・・
「31年間、超能力者をやってきましたが」とはなかなか言えたものではありません。さすがエスパーです。